バッカーノ! 13話(最終回)

面白かった.
原作未読.
毎週ワクワクしながら見てたのは,今年のアニメではこれと電脳コイルくらい*1


原作のストーリーが面白かっただろうからと思うのは前提として,
こんなに面白いと感じたのは,
1930年,1931年,1932年の3つの時間軸の話を同時進行で見せるという大胆なアイディアと
そして,それをちゃんとTVアニメのフォーマットで面白く見せる作り手の構成の力が
良かったのだろう.
とにかくすごい作品だった.


1クール全13話であったが,2クールでも十分な濃度の中身だった.
毎週あんなに濃ゆい内容だったにも関わらず,無理矢理詰め込んだ感が全然しなかった.
それは,3つの時間軸をほどほどにザッピングさせたのが功をそうしたのだろう.
時間軸が切り替わる瞬間,脳内でも何かカチっと切り替わって,上手いこと混乱もせず認識できていた.


それと,原作未読でも面白かったということ.
最初はいきなり登場人物の数がいっぱいで誰が誰だか分からなかったが,
話が進むにつれて,ちゃんと分かるようになって問題なくなった.
途中ではさんだ過去の船上での話とか,レイルトレーサーの正体明かしとか,
伏線の解消のタイミングが良かったと思う.


まだDVDオンリーの話が残っているが,
ぜひ見たい.

*1:あとは今んところ00も